
昔から近所のひとにとって頼れる存在がいた。電化製品が壊れれば相談にのり、
果樹園の鳥獣による被害の相談があれば、材料を工夫して装置を作ってしまう。
困りごとがあれば真っ先に声がかかる。そんな発明好きの1人の男性がいた。
折り畳み式のゴミ箱の発想が生まれたのは、狭い路地が多い地域ならではの悩みを聞いたことが
きっかけだった。
一般的なゴミ収集箱を設置すると道が塞がれてしまう。仕方なく路肩にごみを置くと
鳥獣に散らされないようにネットをかける必要がある。
晴れの日ならともかく、雨の日には濡れたネットで手や服が汚れてしまう。それが嫌で
出すのをためらう人もいた。
「何とかできないか」
その一言から彼の挑戦が始まった。
普段は畑で使う金具、丈夫なネット…何度も形を変えながら試作を重ねた。
使う時だけパッと広げ、収集後は小さく畳める。場所を取らずに誰でも簡単に使える。
そんな理想を追い詰めていった。
2012年9月に特許も取得、独自性が認められた。
地域の子供たちが描いた絵や言葉が彩を添え、町の景色の一部となった。
「子供が見てる」「ごみのない自然を残して」そんな願いとともに
暮らしを静かに支えています。
2013年被災地の美しいまちづくりの参考にと紹介し、絶賛されました。


派手な広告もなければ、大きな工場で作られているわけでもない。
それでも、この町にはなくてはならない存在になっている。
今では、量産品が溢れている中
身近な悩みに耳を傾け、小さな工夫から大きな安心を生み出す人。
株式会社アスイーテックもそのような存在であり続けます。












